自らの作品や中国のSFについて語る劉慈欣氏=2019年6月25日、北京、延与光貞撮影 出典: 朝日新聞社 オバマ氏やザッカーバーグ氏もファン 1963年、山西省生まれた劉慈欣はもともとエンジニアで、1999年、中国のSF雑誌『科幻世界』でデビューしました。
10中国である。
はじめ、ゲームの『三体』が登場し、その不思議な世界に一気に流れが変わって物語に惹き込まれた。
やっぱり宇宙に出るにはワープかFTLが必要だな・・・・ <日本語版 Amazon. Contents• 夜明け前、街は折りたたまれて平らになる。
私個人的にいいなと思ったのは、「人類への失望」をうまく利用しているところです。 一九六六年初頭に結成され、大検閲も大串聯も経験してきた彼ら紅色聯合に比べれば、敵側の四・二八兵団に属する兵士たち二百余名ははるかに未熟だ。
このユニークなSFコンセプトが広がり、世界中でファンを獲得できるのを目にすることは作家として非常に光栄であり、世界中の既存のファンと新しいファンがNetflixで物語を発見できることにワクワクしています」と述べている。
また、中国語原文では、爆薬のことを「磁石のような存在だ」と書いたが、少し意味不明で、日本語は「その存在を磁力のように感知していた」のほうが明確で分かりやすいです。
汪森の周りで起こる超常現象。
互いにあいさつする時も、「三体地球組織からのお願いです…」「ごめん。 オススメです。
ファンタジックで情感あふれる本作の他にも、スチームパンクの世界観で描かれる妖怪譚『良い狩りを』、SFホラーである『愛のアルゴリズム』など、さまざまなテイストの作品が一度に楽しめる短編集です。
それが明かされていく過程は、SF的な醍醐味だけではなく、ミステリィとしてのおもしろさも凝縮されている。
そして密かに侵略が始まっている。
「科学フロンティア」のあやしい動き。 日本の読者たちが今読んでいるのはまだ「三体」の第一部のみ。
途中、 「え?これ本当にSF小説なの?」と思うときもあり、過去に読んだことが無い「中国の作品」ということで、 どんなノリの話なのか最後まで予測できない、というドキドキ感もありました。
個人の思考が三体世界に侵されない唯一の聖域であるならば、それを最大限活かすべきだ。
作者はこういった設定に政治的意図はないと明言しています……が、これを踏まえて客観的に現実の中国を見ると、どこか中国共産党の一党独裁に対する批判のようにも思えてきます。
脚本と製作総指揮を務めるベニオフとワイスは声明で、「劉慈欣の3部作は私たちが読んだなかで最も野心的なSFシリーズで、1960年代から時の終りまで、地球での生活から遠く離れた宇宙の果てまで読者を連れて行ってくれます。
7ゲーム「三体」は設定がややこしいこと、三体問題がストレートに関係すること、さらにどう本筋につながるのかが不透明なため非常に厄介です。
国連は惑星防衛理事会を設立するが、地球脱出を目論む逃亡主義者たちもいれば、宇宙艦隊を組織して迎え撃とうという人々も現れる。
comリンク> <3作まとめてKindle版だとお得>. 自殺者はすべて科学フロンティアに関係していたこと、自殺した楊冬が「確かな物理学などない」と書き残していたことがわかっています。
まとめ 読み応え抜群な『三体』ですが、まだ三部作の一作目。 2019年にNetflixとオーバーオール契約を締結しているベニオフとワイスは、「ザ・テラー」のアレクサンダー・ウーとともに、実写ドラマ版「三体」の脚本執筆と制作総指揮を手がけることになる。
そしてラストの直前に発せられる衝撃的なメッセージは、登場人物はおろかすべての読者に強烈な印象を与えます。
オバマ大統領もおすすめ。
日本語訳も発売され大ヒットを記録している中国SFの金字塔『三体』。
人類に絶望した天体物理学者が宇宙に向けて発信したメッセージが、3つの太陽を持つ異星文明・三体世界に届いたことから壮大な物語に展開する。 本作には物語全体に三体問題そのものや、3が関係するもの(人物関係や組織の対立構造など)が象徴的に出てきます。
9で、あまりSFとは縁のなさそうなオバマやザッカーバーグも絶賛していたりとか、アニメ化が決定したりとか話題は尽きないんだけれども、 とにもかくにもこれだけは覚えて帰ってもらいたいのは、この『三体』は、話題先行の内容はまあおもしろいね、いうほどじゃないけど的な軟弱な態度で読み終わる作品ではなく、その肥大化しきっているともいえる話題性に劣らない、圧倒的なおもしろさのある、純粋におもしろいSF小説であるという点だ! 読み進めるたびにガンガンスケールアップしていく世界観に、それを支える確かな背景の理屈、理論のおもしろさ! 1967年の文革から始まり、それが決定的に人生の行末を変えてしまった女性が物語の中核をなしていく、中国の歴史や文化と密接に関わった作品性! どのページも相当な知識量と同時に緻密さ、真面目さがないとこんなもんは 世界の背景とか理屈とか 書けねえと思わせられるのと同時に、頭のネジが二、三本同時にとんでなきゃこんなわけのわからん発想は出てくるはずがないと確信させられる、背反したものが高度なレベルで同居している劉慈欣の恐ろしさ! ひとつひとつのSFギミックはありふれたものも多いのだが、本書の場合それが違和感なくしかも大量に投入・結合されており、さらにはその魅せ方、演出が素晴らしい。
そこで「これがタイトルの『三体』の意味なのか!」と早とちりしていたために、本当の意味の『三体』が明かされたときはもう、「やられた!!」って思った。
科学を超越したかのようなオカルト的とも言える現象が起きるシーン。
基本は登場人物相関図だが、 ストーリーがかなり進んだ段階での相関関係を描いているので、『三体』 1にあたる赤い本 を未読の方は絶対に見ないでください。
『三体』は過去10年間でもっとも優れた作品であり、今後10年間は本作を超える作品が出ることはないでしょう。
「綺麗な言葉や、詩歌俳句を使うだけが文筆がよいというわけでなく、ストーリーをうまく構成することも一種の文章力」 「僕はストーリー重視」 彼らをひきつけているのは劉氏作品の神髄である「豊かな想像力」と「劉氏哲学」です。